福島原発の真実 | プルトニウムの毒性 | 東日本大震災と福島第一原発事故

福島原発の真実とは何か?福島第1原発の放射能が襲う日本の危機。東日本大震災(東北地方太平洋沖大地震)が引き起こしたプルトニウムに汚染された福島第一原子力発電所と計画停電の日本経済への影響や原発の最新情報。プルトニウムの毒性や半減期、高速増殖炉などについても解説。

2011年03月

福島原発の作業員は日当40万?

今日ある夕刊紙で福島原発の作業員を1日40万で手当しているという記事を見た。続きを読む 人気ブログランキングへ

今の政府に復興を任せてよいのか?今本当にふさわしい国のリーダーは誰か?

東日本大震災が起きる前の話題といえば、大相撲の八百長問題、外相の外国人政治献金問題などがあった。海老臓の話題なんかも。

民主党は地方選挙で負け続け、菅内閣は新年度予算案を国会で通す目処すらたたず、政治的にはほぼ終わっていたはずの内閣であった。

民主党内でも菅おろしが公然と吹き荒れ、自民党も、民主党内の反主流派も放っておいても管内閣は自滅するだろうと余裕すらうかがえた。

突然の大災害で少なくとも菅内閣は延命することとなった。
政局でもめているどころではなくなったわけだが、今現在起きていることの危機的状況は福島原発である。
そして、被災者の救済、支援。さらには復興への道筋も同時に行わなければならない。今の政府も東電も災害後の対応を見ていると、起きた事象に対しての対処療法をしているに過ぎないのではないか。場当たり的とも言える。さらには、政府の対応が迅速かつ正しいものであったか疑問もいくつかある。 
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制圧手段がわからない政府・東京電力・原子力保安院

原発事故から2週間経つが、今までの東電、政府、原子力保安院の対応を冷静にみていると、結局のところ福島原発の制圧に向けて1歩近づくどころか、日々状態は悪化、後退しているようにみえる。
関係者(特に現場の作業員)の必死の努力は評価できる。

しかし、福島原発の原子炉の放射能封じ込めという命題に対して、いまのところ具体的な目処が立っていないのが現実なのではないだろうか。具体的な目処とは・・・

1.原発の封じ込め作戦の具体的方法
2.その作業を行うための具体的手順
3.その手順のタイムスケジュール

新たな問題が次々に表面化して、すべてが見えないのである。そうこうしている間に事態は着実に悪化しているようにみえる。「我々もおお手上げ状態です」と最後に言ってほしくはないが、いろいろな選択肢がまだ残っているうちに先手先手を打たなければ手遅れということになりかねない。

東京電力の対応にはとっくに限界はみえている。
世界各国の専門家の意見を集約して、自衛隊だけでなく、各国の特殊専門軍隊と連携した制圧作戦を日本政府が立案しなければいけない段階にあると思うのだが・・・。
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確実に進行している放射能汚染

テレビなどのマスコミでは、極度に放射能汚染による健康被害の心配をしないよう沈静化に躍起であるかのような報道が見られる。
あれを見ているとなんとなく大丈夫なんだなという気持ちになる。

27日の夜のフジテレビでは年間100ミリシーベルトまでは許容範囲だから、100ミリシーベルトを被爆するには金町浄水場の水を毎日何リットル飲めばそのレベルに達するとか、ほうれん草なら毎日何キロ食べないとそこまで被爆しないので、まったく安全であるような報道をしていた。

しかし、3月17日の厚労省の暫定安全基準そのものがまず怪しい。

ICRP(国際放射線防護委員会)によると生涯にわたって年平均の放射線量の限度を1msvとしている。
補助的線量限度(やむをえない一時的な限度)でも5msvである。

下記参照


ICRPの放射線の限度の数値については、体内被曝を考慮していないとの専門家の指摘があり、専門家の間では甘い数値であるとの認識が一般的なようだ。
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関東地方、たった3日で核実験の3倍のセシウム137降る。

過去、大気圏内で核実験が行われた際に、日本の大気中にどの程度の影響があったが分析されている。
昔は地下核実験より、世界中で幾度となく地上で水爆実験などが行われた。それによってどの程度の健康被害が日本にあったのかは不明であるが、興味深いデータが発表された。続きを読む 人気ブログランキングへ

原子炉の状態を把握できない東電・政府・原子力保安院

福島第一原子力発電所の危機的状況が続いている。施設内のモニタリングは、原子炉の状態を把握するためにとても重要である。施設内で作業を行うにあたって、作業員の安全性を確保することが不可欠である以上、放射線の値をできるだけきめ細かくモニタリングしなければければならない。
さらに重要なのは、原子炉の状態を把握するための中央制御室や計器類が正常に稼動していないために、原子炉の状態を把握するj手段が限られているため、放射性物質のモニタリング結果から推測することが現状では最も有効な方法である点だ。

どの場所で、どのような放射性物質がどれくらいの濃度で検出されたかで原子炉や施設の破損状況を推測することができる。

27日に2号機についてとんでもない誤報が流れた。
2号機地下にたまった水の放射性物質(放射能)の濃度が通常の原子炉内の水の1000万倍でヨウ素134のが検出されたというものだ。放射線の強さは29億ベクレルというものだった。
これが事実とした場合は下記の推測が成り立つ。
・2号機の原子炉内の燃料棒は一部、またはほとんどが破損し溶融している。
・核分裂反応が止まっておらず、核分裂は現在も進行中である。
・何らかのルートで原子炉内の水が建屋の外に漏れ続けている。

放射線量の強さも問題なのだが、注目すべきはヨウ素134が検出されたという点だ。(28日に間違いであると発表)
 この半減期は52.5分とされきわめて短い。しかも、核分裂中の燃料棒からしか検出されない物質である。
ヨウ素134の濃度が極めて高いということは、燃料棒が核分裂を続けていることに他ならない。

28日なって、東電は訂正会見をした。

・2号機のたまり水の再検査の結果は、問題となっていたヨウ素134は検出されなかった。
・もともと検出されていたセシウム134という物質と取り違えていた。
・2号機タービン建屋のたまり水の放射線量は通常の原子炉の水の10万倍程度。
・2号機の水は1号機と同じく復水器に移す計画は復水器側の水がいっぱいで入らないので、肝心の汚染された水をどう処理するのか、見通しがない。高濃度の汚染が原子炉の冷却を継続するための施設の復旧作業に大きな障害となっている。
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自主避難を呼び掛け=原発20~30キロ圏、社会生活困難―枝野官房長官

時事通信 3月25日(金)12時34分配信
 枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、福島第1原子力発電所から半径20~30キロ圏内の屋内退避対象地域について「商業・物流に停滞が生じていて、屋内退避している人の生活を長期にわたり維持するのは困難な状況にある。こうした社会的要請から自主的に退避(避難)していただくことが望ましい」と述べ、圏内の住民に自主的な避難を呼び掛けた。また「放射線量が増大し、避難指示を出す可能性も否定できない」との見方を示した。
 同圏内では、自主避難者が既に多数に上り、今後も増加するとみられる。枝野長官は、屋内退避者への生活支援は続けるとしながらも、今後の避難指示を視野に、自主避難希望者には移動手段や受け入れ施設の確保などで全面的に支援する考えを表明。関係市町村との調整に入ったことも明らかにした。 
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NHK 25日12:07 【3号機原子炉 損傷の可能性】大量の放射能漏れ続く

3月25日 12時7分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島第一原子力発電所の3号機の建物から高い濃度の放射性物質が検出されたことについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、「3号機では原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と述べて、『放射性物質を閉じ込める機能』が低下し、原子炉から放射性物質が外に漏れ出しているという見方を示しました。

原子力安全・保安院は、25日午前10時半ごろから記者会見し、24日、作業員3人が被ばくした3号機のタービンがある建物で、運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されたことについて、原子力安全・保安院は、「3号機では一定の閉じ込め機能はあるようだが、原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と述べて、『放射性物質を閉じ込める機能』が低下し、原子炉から放射性物質が外に漏れ出しているという見方を示しました。一方、東京電力福島事務所によりますと、福島第一原発の1号機では、原子炉の表面で計った温度が、一時、設計段階で想定されていた最高温度の302度を超えておよそ400度に達していましたが、25日午前6時現在では204.5度まで下がったほか、原子炉が入っている格納容器の圧力も、24日午前5時現在でおよそ3.85気圧だったのが、25日午前6時現在でおよそ3.10気圧になっています。東京電力は、25日朝から外部電源を復旧させる作業を再開していて、1号機から4号機を中心に、本格的に電気を流す前にポンプなどの機械や装置が故障していないかを確認する作業を進めています。このうち、2号機では、25日中に中央制御室の照明が点灯する見通しです。また、3号機では、原子炉にポンプを使って真水を入れる作業を行うほか、川崎市の消防の協力を得て使用済み燃料プールに水を放水する予定です。さらに、4号機では「残留熱除去系」と呼ばれる水を循環して熱を取り除く装置を動かし、使用済み燃料プールの冷却を始めたいとしています。

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東京電力が3ヶ月連続値上げ

東京電力が5月分の標準家庭の電気料金について、4月分と比べ約70円値上げすることが24日、わかった。
標準家庭で月6385円前後になる。原油や液化天然ガス(LNG)の調達価格の上昇を反映したもので、値上げは3か月連続。電力や都市ガスの他社も同様に値上げする見通しだ。
値上げは、燃料費の変動を毎月の電気料金に反映させる制度によるものだ。東電の値上げ幅は2009年5月の制度導入後、10年8月と並んで最大規模となる見通し。今後は、東日本巨大地震の影響を踏まえた本格的な値上げがいつ行われるかが焦点となる。東電は、福島第一、第二の両原子力発電所が全面停止し、燃料費がかさむ火力発電所の再稼働などを増やしているためだ。一方、東京ガスは、5月分から約50円値上げし、月額5300円程度にする。

これは今回の原発事故や、電力需要のアンバランスとは関係なく、原油や天然ガスなどの燃料価格が上がっているのを反映したものだ。
ところで70円とかってわかりにくい。わざとわかりずらく報道してるのだろうか。
何割とか何パーセントの値上げなのかわかりやすく報道してほしい。

計画停電とか原発問題でこの時期の電気代の値上げには少し抵抗感はあるが、原油価格の上昇を反映しているだけなので仕方ない。生活防衛としては節電して値上げ分の影響が少なく済むような対応しかないだろう。
ガス料金も上がるから、不景気の最中大変だ。

しかしまだまだ計画停電の影響で追い討ちをかけるような話だが、東京電力は夏の電力需要のピーク時間帯に、電力料金を値上げする方向で検討を始めたことを明らかにしている。会社、事業所、店舗など中小零細にとっては結構頭の痛い話だ。計画停電でただでさえまともな営業活動ができないのに、踏んだり蹴ったりだろう。


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葛飾区のみなさん! WHOの安全基準を大きく上回る21倍の放射性ヨウ素です。

厚生労働省が設定した放射線量の暫定基準値とWHO(世界保健機構)の基準値では20倍30倍の開きがあります。日本の安全基準値は世界的に見てかなり厳しい基準との報道がされていますが、飲料水、食品に限って言えばその逆です。
政府もマスコミもこの事実を国民にきちんと伝えていないです。
学者はただちに健康に影響はないと繰り返していますが、ほんとにそうですか?

葛飾区金町浄水場からは210ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出されましたが、WHOの基準の21倍ではないか!!この放射能汚染レベルの水を1ヶ月飲み続けても大丈夫と言い切れるのでしょうか?

もう少し具体的な資料を明示しながら説明しましょう。

厚生労働省が設定した放射線量の暫定基準値 はヨウ素131が300ベクレル/㎏、セシウム137が200ベクレル/kg
(水1L=1Kg)
kourousyou 











































厚生労働省の暫定基準値は、食品・飲料水などを6項目に分類。放射性ヨウ素や放射性セシウムなどについての基準値を定めたものとなる。
飲料水の場合、放射性ヨウ素が1キログラムあたり300ベクレル、放射性セシウムが同200ベクレル、ウランが同20ベクレル、プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種が同1ベクレルとなっている。

ちょっと待てと言いたい。この日本の安全基準とWHO(世界保健機構)の安全基準を
比較してみて驚いた!

WHO(世界保健機構)の安全基準値 はヨウ素131、セシウム137ともに10ベクレルだ。
230ページ参照
who 











































セシウム137や放射性ヨウ素131がWHO基準で10ベクレル/Kgとしている。
プルトニウム238 プルトニウム239は最も猛毒で1Bq/Kgとしている。
使用済み核燃料棒の被覆管であるジルコニウムが水と反応して水素を発生し、その水素が爆発を引き起こして原子炉の建屋を吹き飛ばした。ジルコニウムが溶けたということは中身の放射性物質も漏れている。だから放射性ヨウ素131やセシウム137が検出されている。ならば普通に考えてプルトニウムも漏れていて不思議はない。ヨウ素137と比べて遠くまでは飛散しにくいと言われてはいるが、半径30キロ圏内はプルトニウムの検出があったとして全然不思議ではないのだ。プルトニウムの毒性はWHOの安全基準ではセシウム137の10倍あるとされている。
24日に福島原発の作業員3人が被爆したという量は170ミリマイクロシーベルトだが、アルファ線なのかベータ線なのかも非常に気になる。その両方ということも十分ありえる。
アルファ線の被爆が認められた場合、何を意味するかというと、プルトニウムが漏れていることになる。
ヨウ素131やセシウム137はベータ線なのだ。


厚労省は大人は300ベクレル、乳幼児では100ベクレル以下なら安全としているが、その安全基準の根拠は何でしょうか?暫定基準値が発表されたのは3月17日なのです。3月12日に1号機の建屋が水素爆発で吹き飛んで放射性物質が拡散し始めて、それから1週間も経って発表されたわけで、その間、テレビでは専門家が、日本の安全基準は国際的に見て非常に厳しく、余裕をもって基準が設けられているとか言ってた。
WHO(国際基準)の20倍も30倍も濃度が高い放射線を含んだ飲料水が安全と言ってる日本のどこが国際的に見て厳しい安全基準なのか?学者先生に問いただしてみてもいいだろうか?
マスコミも政府も国民を馬鹿にしてるのかと言いたくなる。官房長官はもっと勉強したらどうか。もしくは、警鐘を鳴らし続けている学者の意見に耳を傾けたらどうか?

葛飾区金町浄水場からは210ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出されている。
WHOの基準の21倍ではないか!!
葛飾区のみなさん! WHOの安全基準を大きく上回る21倍の放射性ヨウ素を含んだ浄水場から供給された水を飲まされてます!!

暫定的に通達された「安全基準」はでたらめもいいところ。原発事故で国民をパニックにさせないために、テキトーに都合のいい数字を安全基準にあてはめたのではないかと言いたくなる。

日本の安全基準は世界と比較して、かなり厳しい基準を設けているかの如くテレビで報道されて、とりあえず私はそれを信じた。
しかし、事実は全くその逆で、飲料水、食品は世界基準の20倍、30倍に甘くなっている。
定められたのは3月17日。厚労省の通達したこの内容は東電よりいい加減ではないか・・・
原発に強いソーリからも国会答弁で説明していただきたい。テレビ局や記者達が、どうしてそのような報道をしたのかNHKの会長でもいいから国民にわかりやすく説明してもらえないだろうか。


http://atmc.jp/water/

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東京消防庁【決死隊】福島原発 放射線量計アラーム鳴りっ放しの中で命がけの放水。

東京消防庁 3月18日 屈折放水搭車での福島原発3号機付近での放水活動!
使命感と緊迫感が伝わってきますね~
屈折放水搭車が投入されています。いずれはこのような特殊車両を使って放水でなくセメントをぶっかけることになるんですかね~

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食品からの放射性物質検出、当初考えていたよりも深刻な問題=WHO

[北京 21日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は、福島原子力発電所の事故後に一部食品から基準値を超える放射性物質が検出されたことについて、当初考えていたより深刻な問題、との認識を示した。

新華社によると、中国は日本から輸入する食品について、放射能検査を実施する。韓国も放射能検査の対象を拡大することを明らかにした。

WHOの西太平洋地域スポークスマンであるピーター・コーディングレイ氏は、ロイターとの電話インタビューで「深刻な状況であることは、極めて明らか」と述べたうえで「われわれは最初の数日間は、こうした種類の問題は20─30キロ圏内に限定される可能性があると考えていたが、状況はそれよりもずっと深刻なものだ」との見解を示した。

同氏は、基準値を超える放射性物質を含んだ食品が、世界各国に広がっていることを示す証拠は現在のところはない、との見方を示した。 
【ロイターからの引用】 続きを読む 人気ブログランキングへ

放射線の単位はナノグレイ/毎時 マイクロシーベルト/毎時 ベクレル/毎時

横浜の大気中の放射線量は通常20~30ナノグレイ/毎時だそうだ。
原発の事故以来、徐々に数値が上がってきている。22日に最高77ナノグレイ/毎時を記録している。
直近の数値はこちらで見ることができる。
http://m.city.yokohama.lg.jp/ks/saigai/

現在は60ナノグレイ/毎時で推移している。(0.048マイクロシーベルト/h)
事故前のおよそ3倍程度の数値である。これが本当なら横浜の空気を吸っても問題なさそうだ。

震災直後しばらくは、中国人の間でデマ情報が飛び交い、パニック的な買占めが起きたといわれている。横浜市内でもドンキでそのような光景を実際に見かけた。
日本に在住している中国人の間で今話題になっているのは、日本の放射線量の低さだ。
北京や上海など、中国の主要都市の日常の数値の方が日本の今の異常な値よりもさらに高いらしい。これが本当なら、官房長官は是非日本国民を安心させるために公言してほしい。

神奈川県に注文だが、マクロシーベルトで放射線量を公表している自治体が多いので、神奈川県で公表しているナノグレイは数値をマイクロシーベルトに換算して公表してもらいたい。
(1nGr(ナノグレイ)は、0.8ナノシーベルト=0.0008マイクロシーベルト。 )


放射線の値や大きさを表す尺度がいろいろある。
シーベルト、ナノグレイ、ベクレル。シーベルトとナノグレイは大きさを表す意味としては同じようなものだ。ただベクレルは意味が異なる。
ベクレルは海水、水、食物などに含まれる放射性物質の測定結果で使われている。

おさらいすると、
ベクレルの意味・・・
「ベクレル」は放射線を出す能力(放射能)の強さを表す単位。放射性物質は原子が壊れて別の原子になりながら放射線を出す。原子が1秒間に1個壊れて放射線を出すときの放射能の強さを1ベクレルという。野菜などから検出される放射能の強さは、野菜に含まれる放射性物質の種類と量によって決まる。
ベクレル(Bq)は、1秒間に崩壊する原子核の数を表す物質の放射能の単位ですが、食物や水など人間が経口摂取しても安全な指標として使われるので、一般的に使われてるベクレルの意味は1キログラムあたりの量に対しての数値です。

例:
原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標は下記とされています。

放射性ヨウ素(飲料水) 300Bq/kg
(1キログラム当たりに毎秒300ベクレルの放射線の強さという意味)
放射性セシウム(飲料水) 200Bq/kg
(1キログラム当たりに毎秒200ベクレルの放射線の強さという意味)


シーベルトの意味・・・
「シーベルト」は放射線量の単位で人体への影響を表すときに使う。宇宙や地面などから出る放射線を年平均2.4ミリシーベルト浴びる。放射性ヨウ素の一種であるヨウ素131が1ベクレルだけ口から入ると0.02マイクロ(マイクロは1千分の1ミリ)シーベルト被曝(ひばく)する。
1000マイクロシーベルト/毎時=1ミリマイクロシーベルト/毎時

※携帯でアクセスして一発で【ナノグレイ/毎時】【シーベルト/毎時】を換算できるサイトを見つけた。さすがだ。
ベクレルにも換算可能だ。
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON


被爆の方法は経口摂取(食べる)と呼吸して肺から吸い込む方法と、直接放射線を浴びるケースに分けて考える必要がある。単に放射線があるからといって、被爆方法で人体への影響も大きく異なってくる。一定の距離から直接放射線を被爆する例の代表はレントゲン撮影。外部被爆と言われる。

食べたり吸い込んだりして被爆する方法を内部被爆という。
同じ内部被爆でも食べるよりも吸い込むほうがかなり危険といえる。まあどちらも危ないのだが。
内部被爆は、いったん被爆してしまうと体外に排出されるまで被爆し続ける。排出量が取り込んだ量の半分になる事を生物学的半減期という。放射性物質の物理学的半減期とは意味が異なる。
もし大気から呼吸によってセシウムを取り込むと骨に蓄積されたセシウムが半分に減るのに50年かかる。成人なら一生といっていい。
呼吸は24時間365日するわけだから、大気中にセシウムが含まれる環境で一生、生活すると体外に排出される量はごくわずかで、日々蓄積されるわけだ。
ごく微量だからといって、20年30年そのような環境にいればかなりの量のセシウムを取り込むことになり、被爆量は膨大になる。
大雑把な表現をすると、1日に呼吸によって取り込んだセシウムの量がごく微量でも1年後は365倍。10年後は3650倍の量を体内に溜め込み被爆し続ける。(体外排出がゼロと仮定した場合)
減る分もあるが、最初の1日目に被爆した分は10年経っても5分の1しか減らない。

もう少し付け加えるとセシウムの場合の生物学的半減期は骨の場合で50年。腎臓で20年と言われている。食べた場合はほとんど消火吸収されないので、経口摂取の方がリスクは少ない。

専門家の言うようにごく短期間であれば、人体の影響は今の汚染レベルなら気にすることはないだろう。しかし仮に福島原発が早期に制圧されないといつまでも環境に汚染物質を放出することになるので、いずれ健康被害が出る恐れは否定できない。
放射性物質の拡散が止まったとしても、いったん環境に放出された放射性物質は作物、魚介類、河川、土壌など放射性ヨウ素を除けば、人間の一生を超えるレベルで長期に渡って環境に残り、普通の食生活を営む中で人体に取り込むのは避けられないと思う。
それがどの程度の危険があるか、長期に渡って環境モニタリングをする必要が出てきたわけだ。


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なんだかもう放射線がそこらじゅうに

なんだかもう放射線が河川、海、水道水、ほうれん草、乳牛などあちこちで放射性ヨウ素、セシウムなどが検出され、大変なことになってきた。
もう慣れてしまってあまり気にしないよという人も中にはいるだろうが、今や最大の関心事といえる。
マスコミに出る学識者は口をそろえたように「ただちに人体に害はない」を繰り返している。
だったら何故、野菜が出荷停止になったり東京都がひとりの乳児に3本のミネラルウォーターの配給を決定したりするのだろうか。続きを読む 人気ブログランキングへ

十数キロ離れた海水からも放射性物質

福島第一原子力発電所からやや離れた、数キロから十数キロの場所の海水からも、国の基準を上回る放射性ヨウ素や放射性セシウムが検出されている。

3月21日
福島第一原発の「放水口」の南330メートル 

放射性ヨウ素131 基準値の126.7倍
放射性セシウム134が24.8倍

3月22日
福島第一原発から8キロ南の富岡川の河口付近 

放射性ヨウ素131 基準値の80.3倍
放射性セシウム134が2.5倍

あれだけの放射の垂れ流し状態をテレビで見慣れてきた今となっては当然といえば当然の結果ではある。
むしろまだその程度なのかと感じるのはある意味異常ではある。
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震災で家を失い飛び降り自殺

岩手県山田町織笠の自動車専用道路「山田道路」陸橋下で、男性が飛び降り自殺をしたとの報道を目にした。
震災が直接の原因かはわからないが、震災がなければ自殺するようなことはなかったかもしれない。

自殺するつもりの人が、震災を体験して自殺を思いとどまった人もいるかもしれない。

せっかく、災難を免れたのに自ら命を絶つとは・・・。

日本のヤクザと呼ばれるマフィア組織の援助活動

あまり報じられてはいないがいわゆるヤクザ組織が支援活動をしているという。確か東京大震災のときも同じようなことがあったと聞いたことがある。

何かの目的があってやっているのかもしれないが、人道的支援のため損得を超えて活動している可能性もある。

被災者にとっては何も助けてくれない国よりも、今すぐ必用なものを提供してくれるのなら、相手を選ぶ必要はないと思う。

彼らなりの儀を重んじてやっているのだろうから、あえてここで批判を展開する必要もないし、褒め称ええる必用もないだろう。
静かに見守って、一人でも多く被災者らの役に立つよう祈る。続きを読む 人気ブログランキングへ

計画停電区域、より細分化 25グループに分類

計画停電の停電対象区域をこれまでより細分化、25グループに分類して早ければ3月末から公表する。
計画停電の実施区域をより詳細に示すことで、利用者の利便性を高める。
対象地域を五つのグループに分けて順番に実施している現在の計画停電は停電対象でも停電する地域と停電しない地域があり、混乱が生じている。
東電は同一グループを変電所ごとにさらに5区域に細分化し、停電地域をより詳細に分類して実施する。
今後は気温が暖かくなるにつれて電力需要が減少し、計画停電の対象地域も現在より減るため、グループを細分化し順番に計画停電を実施して、不公平感の解消を目指す。
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震災復興関連銘柄 東京ガス

一時的に暴落した日本株だが、震災直後の安値からずいぶんと値を戻した。
日経平均でいえば、震災二日目の安値からみると1000円前後戻してきている。

これは日本経済の足腰が強いことの証と考える。震災の規模や計画停電の影響で受ける経済損失は過去に例のない大きさとなるだろうし、原発問題もあって、なかなか好材料は見つけにくい状況だ。
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22日第5・第1G、午後の計画停電見送り

午後13時50分~同17時30分(第5グループ)と16時50分~同20時30分(第1グループ)についても見送りを決めた。
22日は、第1グループ以降の1回目については実施が決定している。
東電は、22日の電力供給量3700万キロ・ワットに対して、ピーク時の需要が3700万キロ・ワットに上ると見込んでいる。
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原発から約20キロの福島県浪江町で通常の約1600倍の放射線

国際原子力機関(IAEA)は21日、IAEAの放射線測定チームが福島第1原発の周辺地域の土壌と大気から測定した放射線量を発表、原発から約20キロ離れた福島県浪江町付近で通常の約1600倍に相当する毎時161マイクロシーベルトの放射線量を測定したと明らかにしたらしい。

文部科学省の調査では浪江町で15日、330マイクロシーベルトが測定されている。


これは当初福島原発の事故後、正門付近のモニタリングポストで測定されたレベルと同様だと記憶している。


今後の数値変動の推移を見守る必要があるが、しばらくは、少なくとも日常生活をここで営めるような数値ではないことは確かだ。

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福島原発近く海水から放射性物質 最大で基準の126倍5

福島第一原発近くの海水から、最大で安全基準の126倍にあたる濃度の放射性物質が検出されたことを、東京電力の22日未明の記者会見で明らかになった。
ヨウ素131が原子炉等規制法が定める基準の126.7倍、検出された。
セシウム134が基準の24.8倍、セシウム137が16.5倍検出された。 
体内被曝した場合で、生物学的半減期はヨウ素が8日、セシウムは呼吸器から取り込み、骨に蓄積されると50年だ。
ほぼ一生体内被曝することになる。
呼吸器から取り込むことを防ぐにはマスクをするなど、花粉症対策と似たようなことを行うことが有効とされる。
発表された数値が人体に影響があるかどうかはわからないが、即日影響が出るような値ではないだろう。
それよりも、長期的に食物連鎖を通じて人体に蓄積されることの方が心配だ。
厚生労働省は水産物へのモニタリング検査を強化するよう要請したらしいが・・・
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