福島原発の事故後、計画停電の影響は広がるばかりだ。
米は買占めと物流混乱によるものだったが、納豆、ヨーグルト、医薬品製造、ビール生産などは計画停電の被害が直撃している。発酵食品は温度管理が欠かせないため停電前後は生産ができない。
医薬品は製造過程で無菌状態が維持できなくなると、工場全体が何週間も稼動できなくなるそうだ。
滅菌をしなおすだけでも数日~何週間もかかるのが理由だ。
大手ビール各社も計画停電が直撃だ。
アサヒビールの神奈川工場は操業中止。他のビールメーカーも東北地方の工場が地震の被害で工場の稼動ができない状況だ。
アサヒビールは福島工場が操業停止、キリンビールは仙台工場、取手工場が操業停止、横浜工場では計画停電の影響を受けている。アサヒビールの横浜工場は自家発電の能力が高く、周辺地域への電力供給に協力しているようだ。
サッポロビールも仙台工場に被害が出て操業も出荷もできない。

代わりに東日本大震災の影響がなかった地ビールの生産メーカーがフル稼働だという。
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