10日自衛隊と米軍は行方不明者の2度目の大規模捜索を行った。
1万4000人以上の行方不明者がいて死者数が大幅に増えるのは確実だ。
岩手県から福島県にかけての沿岸部を中心に捜索活動が行われた模様で、午後4時までに66人の遺体が収容された。

警察庁によると、10日午後3時現在、死者は1万2998人、行方不明者は1万4691人で、計2万7689人。負傷者は4683人。

但し、行方不明者の報告がほとんどされていない市区町村がある。これらは警察庁の集計に入っていないと思われ、本当の被害者数は把握できていないのが現状だ。
集計ができない理由として、町ごと流されたケースや、一家全員が行方不明など、警察に届けられない行方不明者数がかなりの数に上ると推測される。

宮城県・・・仙台市、東松山市、山元町、南三陸町
岩手県・・・山田町

これらの市区町村は集計上、行方不明者数がゼロということになっている。
事故から約1ヶ月経つが、亡くなった本当の死者数はどれくらいになるのだろうか?
集計すらまともにできないほどの大災害だったと言える。

ちなみに、仙台市の人口は104万人いた。
集計では死亡者数は473人となっている。(4/5時点)
避難者は3360人と集計されている。(4/5時点)

他の地域に疎開したり、一時的に他の地域に移り住んでいる人や、避難者として数えられていない人、避難する必要のなかった人が大勢いると考えられるが、
被害の大きかった若林区の人口だけでも13万人だ。
統計上の犠牲者数と本当の犠牲者数はかなりの差があるかもしれない。

生存者は役所に生存確認の届出を行い、住民台帳と照らし合わせて生存確認の届出がなかった人についての実態調査を行うような方法をとらないと、実際は亡くなっているのに住民台帳では生きていて市民税の請求が来るなんて事にならないのだろうか。
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