電力会社によってどの程度、原発による発電に依存しているのだろうか資料を元にグラフにしてみた。
2009年電力会社別 原発依存度グラフ

ご覧のとおり、関西電力の依存率が高いのがわかる。但し、電力会社によって総発電量が異なるから、供給力が一番高いのは東京電力で、関西電力の2倍以上の電力を供給している。
原子力発電所の発電能力も東京電力がトップで、次に関西電力が多い。
浜岡原発の運転停止が取りざたされているが、中部電力は火力発電の比重が大きく、水力発電所の能力もそこそこある。関西電力とほぼ肩を並べるくらいの電力を供給しているが、原発比率が少ないのは目を引く。
化石燃料に依存しすぎる供給体制もある意味問題ではあるが、現状から推測するに中部電力は原発依存がかなり低いので、浜岡原発の運用を停止しても供給能力の面ではとりあえず心配はなさそうだ。
関西電力が原発にズブズブなのはちょっと考えたほうがよくないか?


福島第一、第二などの発電所が停止して窮地に立たされている東電だが、今年の原発依存度はかなり低いんじゃないか?原発をすべて停止したうえで、供給不足をなんとか解消してもらい、やれ電力不足だなんだかんだ騒いではいるが、ふたを開けてみたら今年の夏は無事乗り切れたりするかもしれない。
もしそうなれば、原発なくても「やればできるじゃん」と少しはほめてあげてもいいかも・・・。
原発に代わるクリーンエネルギーをこれから真剣に取り組めば本当に日本から原発をなくすことも可能なのかもしれない。
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