今、衆議院本会議では内閣不信任決議案の採決が行われようとしている。
今朝までの報道では小沢一郎氏に近いとされる議員と、鳩山由紀夫氏に近い議員、中間派の議員の一部と合わせて80名以上の不信任案賛成者が出ると見込まれていた。
趨勢としてはさらに同調者が増えて内閣不信任決議案が可決される雰囲気だったが、6月2日正午に行われた民主党の代議士会では突然菅総理が、原発事故と震災対応の一定の目処がついた段階で辞任するので、ここは民主党一丸となって不信任案を否決しようということになった。
小沢系議員の態度は不明だが、ここで鍵を握っていたのが鳩山氏だ。
鳩山氏は昨日まで小沢氏と同調し、不信任案に賛成する意向を示していたが、一晩で何があったのいだろう。
簡単に言えば、鳩山氏が菅総理に、「震災対応に一定の目処がついたら辞任してほしい。身を引くなら、今回の内閣不信任案は反対する」という二者間の裏取引だ。
小沢氏からみれば、即辞任というのが最低条件だから、話が違うじゃないかということになる。

一定の目処という時期もあいまいで、それが任期までという可能性すらある。

とにかく菅総理から見れば、どんな条件を呑んでも、不信任案が否決されればこっちのものという計算で、相変わらず総理の椅子にしがみつこうとしている。

菅総理が民主党の代表になってから民主党が選挙で勝ったことは一度もない。
そんな総理を民主党の議員はまたもや信任しようとしている。
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