日本女子サッカーがW杯で強敵米国を制して見事優勝した。
大震災後の日本にとっては久々に明るい話題を提供してくれた。そして、日本が優勝したことに海外からも賛辞が贈られた。

菅総理がワールドカップ決勝戦の観戦を政府専用機で計画していたそうだがトンでもない話だ。頭の中がどうかしている。人気取りのためになでしこジャパンにあやかろうという卑しさ。
そんなことしてる場合か。辞めるって言って不信任案を否決してもらったんだから。とっとと辞めろ。

神聖な試合を政治的に利用しようなんてサッカーファンをバカにしている。

我々日本国民に感動と勇気をありがとう!やまとなでしこに幸あれ!
ここ2、3日話題になっているが、セシウムに汚染された肉牛が各地に流通して大騒ぎになっている。
セシウムは経口摂取しても体内に蓄積されにくいと聞いていたがとんでもない。
牛も人間も、セシウムに汚染された食物を食べれば体内に吸収され内部被ばくする。

週刊現代で福島の子供からセシウムが検出された記事を読んだ。10人中10人から検出されている。
福島から遠いエリアでも汚染された食物がすでに流通しているわけだから、福島以外の子供からセシウムが検出されてもなんら不思議はない。
これらの健康調査、実態調査を全国的に行うべきではないかと思う。国はそんな気はまっったくないのだが。
日本人総被ばくと言ったら少々過言であろうか・・・。

牛丼屋で「セシウム丼一丁! 」とかすし屋で「セシウニ一丁!」と冗談も言えなくなってきた。

焼き肉屋も大変だ。狂牛病問題から始まり、口蹄疫、O111、O157、そして放射能・・・。
成人はまあ多少の危険と引き換えに、美食を味わうのも自己責任だが、子供はそうはいかない。
あえて危険な可能性のある食べ物をすすんで摂取することはなかろう。
私は滅多に焼肉屋に行くことはないが、焼き肉大好きな人も大勢いる。そんな人達がお店に足を運ばなくなったら焼肉屋も死活問題だ。

「風評被害」とよく言うが私は少し疑問に思っている。牛や魚介類、野菜などが実際に放射能に汚染されているわけだから、風評被害でなく「被害」である。
消費者が産地を気にして買わないのを責めるのはちょっとおかしい。実際に放射能に汚染された肉を食べてしまった人がたくさんいたことがわかった。あとの祭りである。
「健康に影響はない」とお決まりの文句が並ぶが果たして本当にそうか?

日常の生活や食事で、例え微量でも自分らの知らないうちに被ばくしているわけで、もしかしたら既にトンでもない規制値をこえる食物を食べてしまった可能性だってある。
だからといって何も食わないわけにいかないから、たぶん大丈夫だろうということで気にせず食事はするが、放射性物質の取り込みを防ぐことは日本にいる以上難しくなってきている。
そんななかで、できるだけリスクのある食品は避けるというのは自明の理ではなかろうか。

被害を被った畜産農家や野菜の栽培農家、漁業関係者に対して、生産品を市場価格で全量買い取って、国が検査してから市場に流通させたらどうか。
莫大な費用がかかるが、その費用は原発発電の発電コストとして上乗せすべきだ。
それでもなお、原発の方が発電コストが安いと言えるのか。 
だいたい原発の発電コストに、補助金などの税金投入分や研究開発費や使用済み核燃料の処分にかかる費用は加味されているのか?
イカサマ試算表ではないのかと思う。 人気ブログランキングへ