茨城県は29日、北茨城市沖で28日に捕獲したコウナゴ(イカナゴの稚魚)から、国の基準(1キロあたり500ベクレル)を超える1129ベクレルの放射性セシウムを検出した、と発表した。同県沖のコウナゴは現在、漁や出荷が全面的に自粛されているが、県は今後も漁協を通じて自粛要請を継続する。
県によると、北茨城市沖のコウナゴは、12、14日に行った検査では基準値を下回っていた。県は、29日にもコウナゴの検査をするとしている。
県では、1日に同市沖で捕獲したコウナゴから1キロあたり4080ベクレル(基準は2千ベクレル)の放射性ヨウ素が検出され、県は5日に漁自粛を指導。コウナゴ漁はすべて中止となっている。
福島第一原発から約30キロ離れた福島県沖では、18日にとられたコウナゴから基準の29倍の放射性セシウムが検出され、出荷が停止されている。
【asahi.com】
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