福島原発事故で放射性物質の海洋への影響を調べるため、東日本沖で魚介類の広域的なモニタリング調査を定期的に行う。
魚介類への放射性物質の蓄積が懸念されるため、宮城、福島県沖では漁業者に自粛を指示している。
調査は神奈川県から北海道沖の太平洋岸を対象に、スズキ、カレイ、カツオ、サバなどの検査を週1回行う。
操業している漁場は水揚げ港や市場で魚を採取、操業自粛地域では漁協の操業船が魚を採取して検査する。
文部科学省と東京電力も、海水モニタリングを48カ所)から105カ所へ広域化する。
福島第1原発からの最大約300キロに海水のモニタリングエリアを拡大する予定だ。
海底土壌の汚染も懸念されるが、福島第1原発から約15~20キロ離れた海底2地点の土からは放射性物質が既に検出されている。
福島県南相馬市沖3キロの海底(深さ20~30メートル)の土を採取した検査の放射性物質の濃度は下記の通り。
■ ヨウ素131が190ベクレル/kg、
■ セシウム134が1,300ベクレル
■ セシウム137が1,400ベクレル
通常時の100~1000倍以上のレベルということらしい。
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