福島原発の真実 | プルトニウムの毒性 | 東日本大震災と福島第一原発事故

福島原発の真実とは何か?福島第1原発の放射能が襲う日本の危機。東日本大震災(東北地方太平洋沖大地震)が引き起こしたプルトニウムに汚染された福島第一原子力発電所と計画停電の日本経済への影響や原発の最新情報。プルトニウムの毒性や半減期、高速増殖炉などについても解説。

放射性物質

福島原発、やっぱり原子炉格納容器にも穴。東京23区分の土地がチェルノブイリ同等以上の土壌汚染。最悪の事実が次々に・・・。

福島原発1号機・2号機、やっぱり原子炉格納容器にも複数の穴、東京23区と同じ広さの土地がチェルノブイリと同等以上の放射能による土壌が汚染され、最悪の事実が次々に・・・。

原子炉格納容器は放射の漏れを防ぐ最後の砦だ。
地震発生から約18時間後の3月12日午前9時に、原子炉の設計温度の2倍を超える300度にも上昇し、原子炉格納容器はこの時点で破損したのではないかと報告書で発表された。
 
あれだけの外部への放射能汚染水の流出を考えると、その機密性については素人でも最初から疑問に思う。
専門家は「ある程度の健全性は保たれている」とか言って、事態の深刻さをごまかし続けてきたが、結局のところ原子炉本体の圧力容器も、その外側の原子炉格納容器も大穴が開き、ダダ漏れ状態ということだ。
東電の報告書では1号機と2号機の格納容器について複数の穴が開いている可能性があるとしていて、3号機に関しては特に触れていないが、3号機はもっと酷い状況が推測されているので、報告書にはまだ書けないのかもしれない。

メルトダウンした核燃料は圧力容器の下部に溜まっていて発熱を続けているが、メルトダウンした際に、粒子状になった大量の核燃料も汚染水に含まれている可能性がある。
外部に漏れ出た汚染水には核燃料そのものが含まれていると考えるのが自然だ。
とにかく、兆とか京とか天文学的な単位の放射能が海洋に流れ出た。汚染水の移送や浄化による循環冷却を行い、これ以上高濃度汚染水を外部に漏らさないよう作業が進められているが、梅雨に入って大雨が降るたびに原発敷地内やその周辺の地表から海や原発施設の周辺に流れていくのは止めようがないだろう。

さらには、注水した水の一部は蒸気となって大気に放出されている。その中には放射性物質が含まれているわけだから、爆発直後のレベルからみればかなり低いというだけで、今現在、大気に拡散している放射性物質も相当危険な量が漏れている。
爆発直後に放出された放射性物質が桁違いに大量だったから、それと比較したら少ないというだけのことだ。
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本当に信頼してよいのか?文科省の全国の空間放射線量の公表データ

放射線の公表値は本当に信頼してよいのだろうか?
http://www.mext.go.jp/
文科省のホームページで公表されている値は、地上から数メートル~十数メートルの高さで計測していて、人間が日常生活する地表面(1メートル~1.5メートル)の高さの放射線を計測しないと意味がない。
計測器の設置場所が建物の屋上にあるケースが多く、測定環境の統一規定がないのも問題だ。

実は本当の空間放射線量は文科省の公表データよりも2倍は高いと思ってよい。
年間1ミリシーベルト以上の被ばくの恐れがある地域は都内の随所にあると推測される。


政府の公表より信頼できそうな全国の放射線測定のデータが「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」で公開されている。
http://www.geocities.jp/environmental_radiation/
政府の公表が正しいのか客観的に検証しようと、原子力や放射線の専門家の有志が立ち上げて運営しているホームページだ。

発起人

(50音順)
飯本武志 (東京大学環境安全本部)
出光一哉 (九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門)
杉浦紳之 (近畿大学原子力研究所)
中村尚司 (東北大学名誉教授)
納冨昭弘 (九州大学大学院医学研究院保健学部門)
前畑京介 (九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門)
森崎利恵子 (エネルギー広報企画舎)
吉田茂生 (東海大学工学部原子力工学科)
若林源一郎 (近畿大学原子力研究所)
渡辺幸信 (九州大学大学院総合理工学研究院エネルギー理工学部門)
協力

(財)日本科学技術振興財団
(財)日本原子力文化振興財団
 日本原子力学会学生連絡会
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福島原発1号機 冠水作業は断念。新工程表を発表「冷温停止」達成時期に変更なしだが、それまでの放射能汚染はひどいことに・・・。

1ヶ月前に発表した原発事故の収束工程表は当社からその実現性について疑問の声が多く上がっていた。
正直、ほとんど予定通りに作業は進んでいないのが実情だと思うのだが、作業内容の変更はあるものの、遅くとも来年1月までとした安定化の目標時期に変更はないとのことだ。
収束工程表を見直して新しいロードマップが5月17日に発表された。
1号機のメルトダウンが現実のものとなり、原子炉も破損して大量の水漏状態であることから冠水作業は断念とのことだ。
3号機の温度上昇が懸念事項なのだが、それだけでなく、2号機、3号機もメルトダウンの可能性が高い。
2号機、3号機についてはメルトダウンしていることを工程表では前提も想定も考慮もされていないのだが・・・。

1号機に関しては注水を続けている限りは、温度上昇や再臨界の危険はかなり低いと思う。
冠水作業も当初の予定通り進めば放射能の封じ込めに8割、9割のレベルでは達成できたと思う。

東電が1号機の冷温停止の時期に変更がないと見たてている一番の根拠はシンプルなロジックだと思う。
冠水作業による放射能の封じ込めは不可能になったが、放射能がふぉれだけ漏れようが拡散しようが、海に流れ出ようが結局は注水し続けて冷やすしか道はないのだから、メルトダウンした核燃料も計算上半年後には安定した冷温停止状態になるというわけだ。
当初の予定と大きく異なる点は、汚染水浄化装置を使って注水した水を何とか循環させて冷却に使うという内容なのだが、処理能力が追いつかなくても巨大な圧力抑制室の水位は4メートルちょっとで、最終的にここに水が流れ出て水位が上がっても、冷温停止までには圧力抑制室に水を溜め込む余裕が十分あるだろうという計算があると思われる。
どういうことかというと、できるだけ放射能漏れが少なくすべきだが、その点はもう状況次第でどれだけ放射能が漏れ出るかはもう予測がつかない。しかし、漏れるかもしれない放射性物質の量は2の次としても、注水によって冷温停止には持っていけるであろうというわけだ。
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日本気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月17日~5月19日 - Youtube -

日本気象庁による仮定の条件に基づいて計算した放射性物質の拡散予測図です。
5月17日 5月18日 5月19日 5月16日~5月19日トータルの4枚画像
関連動画 ドイツ気象庁の放射能拡散予想 5月17日~5月19日続きを読む 人気ブログランキングへ

今度は茨城産パセリが基準値超え。福島原発汚染のセシウム137、新潟で流通。

新潟県上越市の卸売市場に入荷した茨城県産のパセリから、食品衛生法の暫定基準値(野菜の場合1キログラム当たり500ベクレル以下)を超える放射性セシウムが検出された。
今度はパセリである。普通に考えて基準値を超えていなくても福島原発の放射能で汚染された野菜類が多く出回っていると考えるのが自然だろう。
暫定基準値以下だから問題なしとして流通している食品類は当たり前のように流通してそうだが・・・。
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日本気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月11日~5月14日 - Youtube -

日本気象庁による仮定の条件に基づいて計算した放射性物質の拡散予測図です。
5月11日 5月12日 5月13日 5月11日~5月14日トータルの4枚画像
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福島第1原発1号機 核燃料3メートル以上露出

水位計が不調のため、原子炉圧力容器内の正確な水位が不明だったが、一連の復旧作業で水位計が正しく動作した。
5月12日の測定で長さ4メートルの燃料のうち3メートル以上が露出していることが判明した。
4分の3以上露出していることになるが、露出している部分は原型をとどめず溶融して粒子状または破片となって、原子炉圧力容器内か原子炉格納容器の底に落ちている可能性がある。
1号機に水漏れが発生すると放射性物質が直接漏れ出てしまい、周辺を高レベルに汚染してしまう危険があるが、東京電力では1号機に関して水漏れはないとして、注水を続け「水棺」作業を継続中だ。
1号機の課題は、容器内の水を循環させて安定冷却に持っていくことだが、水の循環をどのように行うのかについては解決すべき問題がいくつかあるため、具体的な方法がまだ公表されていない。
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ドイツ気象庁 5月12日 福島原発の放射性物質 拡散予測図 【 ドイツ気象庁の放射能汚染予想図 】

ドイツ気象庁の計算による5月12日午前3時(日本時間)の拡散予測図です。
5月12日午前3時(日本時間)の拡散予測図
 5月11日からの希釈予想図です。

関連動画:5月11日~5月12日の福島原発放射能拡散予測(ノルウェー気象研究所)続きを読む 人気ブログランキングへ

3号機取水口付近から放射性物質ダダ漏れか。

政府は3号機取水口付近から放射性物質を含む水の外部への流出している可能性があると発表した。
5月11日のお昼過ぎに、 福島原発の作業員が3号機の取水口近くにある立て坑付近に水が流入しているのを作業員が発見した。海に流出している可能性が高い。続きを読む 人気ブログランキングへ

ノルウェー気象庁 福島原発 放射能拡散予測図 5月11日~5月12日

ノルウェイ気象庁(ノルウェー気象研究所)による5月9日からのセシウム137の希釈イメージです。
( ノルウェー気象庁の放射能汚染予想図 )続きを読む 人気ブログランキングへ

ドイツ気象庁 5月9日 福島原発の放射性物質 拡散予測図

ドイツ気象庁の計算による5月9日午前3時(日本時間)の拡散予測図です。
ドイツ気象庁 5月9日午前3時拡散予測図
ほとんど太平洋側に拡散する見込みのようです。
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ノルウェー気象庁 福島原発 放射能拡散予測図 5月8日~5月9日

ノルウェイ気象庁による福島原発 放射能拡散予測図 (5月8日~5月9日)
5月6日からのヨウ素131の拡散イメージです。途中でドイツ気象庁の予測図も表示されます。



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福島原発事故、放射性物質・魚介類の広域的モニタリング実施へ

福島原発事故で放射性物質の海洋への影響を調べるため、東日本沖で魚介類の広域的なモニタリング調査を定期的に行う。
魚介類への放射性物質の蓄積が懸念されるため、宮城、福島県沖では漁業者に自粛を指示している。
調査は神奈川県から北海道沖の太平洋岸を対象に、スズキ、カレイ、カツオ、サバなどの検査を週1回行う。
操業している漁場は水揚げ港や市場で魚を採取、操業自粛地域では漁協の操業船が魚を採取して検査する。

文部科学省と東京電力も、海水モニタリングを48カ所)から105カ所へ広域化する。
福島第1原発からの最大約300キロに海水のモニタリングエリアを拡大する予定だ。

海底土壌の汚染も懸念されるが、福島第1原発から約15~20キロ離れた海底2地点の土からは放射性物質が既に検出されている。
福島県南相馬市沖3キロの海底(深さ20~30メートル)の土を採取した検査の放射性物質の濃度は下記の通り。

■ ヨウ素131が190ベクレル/kg、
■ セシウム134が1,300ベクレル
■ セシウム137が1,400ベクレル

通常時の100~1000倍以上のレベルということらしい。
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ドイツ気象庁と日本気象庁 5月5日~5月7日の福島原発放射能拡散予測 - Youtube -

5月6日から5月7日にかけては日本全土に拡散する予想です。
北海道から九州まですっぽり覆われるイメージです。
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ドイツ気象庁 5月3日~5月4日の福島原発放射能拡散予測 - Youtube -

福島原発が放出する放射性物質のドイツ気象庁による5月3日~5月4日にかけての放射能拡散予測図です。
強風で東へ流される傾向が続きます。


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ドイツ気象庁よりわかりにくい日本気象庁が公表の放射性物質拡散予測。

日本の気象庁でも福島原発の放射の拡散予測の公表をはじめた。
ドイツ気象庁で公表しているWebサイトのほうが新設だ。ちょっとわかりずらくて不親切に感じる。
仕方なく一応公表してますという印象なのだが・・・。

4月30日~5月1日
日本の気象庁が公表の福島原発の放射の拡散予測
5月1日 日本の気象庁が公表の福島原発の放射の拡散予測
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福島原発の真実を知られるのがそんなに不都合なのか? 放射性物質の拡散予測の公表

予測公表自粛に反発 気象学会理事長の声明

 福島第1原発から放出された放射性物質の拡散予測の公表を控えるよう、日本気象学会理事長の新野宏・東大教授が学会員向けに要請したところ、学会内で反発が広がっている。

 理事長は3月18日、学会ホームページで学会関係者が不確実性のある情報を出すことは「いたずらに混乱させることになりかねない」と指摘。「防災対策の基本は信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」とし、放射性物質の拡散予測結果などの公表を控えるよう求めた。

 これに対し、気象学会員の山形俊男・東大教授は「危機的状況だからこそ予測を発表して政府を動かす必要がある。科学者としての各人の役割があるはずだ」と主張。「学会は官僚主義的になってしまっている」と指摘した。
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ドイツ気象庁 4月30日 5月1日の福島原発放射能拡散予測 - Youtube - ( 4月29日発表 )

ドイツ気象庁の予測図による 4月30日 5月1日 の福島原発の放射能拡散予想
色の分布は相対的な放射線量を表しています。
UTC(ユニバーサルタイム)時間に9時間プラスした時間が日本時間です。




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ドイツ気象庁 4月29日までの福島原発放射能拡散予測 - Youtube - ( 4月26日発表 )

ドイツ気象庁の予測図による 4月27日 4月28日 4月29日 の福島原発の放射能拡散予想
色の分布は相対的な放射線量を表しています。
UTC(ユニバーサルタイム)時間に9時間プラスした時間が日本時間です。

ドイツ気象庁の予測図によると、4月27日から4月28日にかけて東北地方の太平洋側に拡散するおそれがありそうです。
天気予報では27日の東北地方は雨です。28日は雨のち晴れです。
北海道の一部に拡散しても相対的な濃度は低いでしょう。
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ドイツ気象庁 4月27日の福島原発放射能拡散予測 - Youtube - ( 天気予報付 )

ドイツ気象庁の予測図による 4月27日 4月28日 4月29日 の福島原発の放射能拡散予想です。
天気予報付です。4月27日、28日の東北地方は雨予想です。


色の分布は相対的な放射線量を表しています。
UTC(ユニバーサルタイム)時間に9時間プラスした時間が日本時間です。続きを読む 人気ブログランキングへ

ドイツ気象庁 4月26日の福島原発放射能拡散予測 - Youtube - ( 4月25日発表 )

ドイツ気象庁の予測図による 4月25日 4月26日 4月27日 の福島原発の放射能拡散予想



放射能汚染物質が福島第1原子力発電所から放出された場合に、気象条件でどのように拡散していくかを相対的な濃淡で表しています。
色の分布は相対的な放射線量を表し、絶対的な放射線量ではありません。
UTC(ユニバーサルタイム)時間に9時間プラスした時間が日本時間です。
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福島原発の放射能汚染 ・・ やっぱりおかしい厚労省の暫定安全基準値  ・・

福島県内の5つの公園で、安全基準の目安を上回り、1日1時間以内の利用に制限することになった。
放射能汚染の影響で公園の利用が制限されるのは初めて。
福島原発の事故を受けて、文部科学省は学校の校庭などでの活動を制限する目安として、放射線量を3.8マイクロシーベルト/毎時と定めた。
(※これは仮に校庭に24時間365日いると年間の空間放射線による被ばくが33ミリシーベルトの値になる。)
利用が制限されたのは、福島市の新浜公園、信夫山子供の森公園、郡山市の酒蓋公園、二本松市の日渉公園、本宮市の岩角農村公園。
福島県は利用したあとは手や顔を洗ってうがいをすることや、土や砂を口に入れないよう注意を呼びかけているとのことだ。

個人的な感想だが、念のためだとしても、放射線を理由に通常の屋外活動に国から制限されるということは、福島県民や市民にとって複雑な思いがあるのではないか。
気にするなといっても無理な話だ。
心配されるのは空間放射線量よりも放射性物質が呼吸によって肺に吸引される危険が心配だ。放射線の降下物としてセシウム137が心配されるのだが、校庭や公園は土煙が舞うしそこにいれば自然と吸い込む。
微量であってもセシウム137が降下物として校庭や公園にもしあったとしたら、吸い込む危険がある。
口から消化器系への内部被ばくは、ほとんど排泄されてしまうのでリスクは低いが、吸い込んだ場合の内部被ばくのリスクは微量であっても大きいはずだ。
セシウム137の場合は大半は筋肉組織にまわり、骨にも蓄積される。たしか生物学的半減期は70日から90日だったと記憶している。
福島の定時下降物のデータ
 

公表されている資料では地表面にどれくらいの放射性物質があるか計測値を知ることができる。
少なくとも降下物として存在するのは国も認めているわけで、吸引した場合はまさしく内部被ばくをすることになる。
単純に空間放射線量で安全基準(目安)を引いたが、これは外部被ばくのみ考慮したに過ぎない。本当に怖いのは外部被ばくよりも内部被ばくだ。
このあたりの危険を専門家が大きな声で指摘しないのは疑問に感じるが、私の方が心配性という病気のせいだからなのだろうか。
花粉対策用のマスクはヨウ素131の場合は粒子が小さく役に立たないと聞いている。セシウムについてはマスクが効果があるかどうかちょっとわからない。
マスクをしないよりはした方がマシだとは思うのだが、気休め程度かもしれないので。

とにかく福島で子供を持つ親御さんに言いたいのは、セシウムが地表面にあるということは土煙と一緒に放射性物質も自然と吸い込むことになる。
それがまったく健康に影響のないレベルなのかどうかはその筋の専門家が判断すべきことだが、少なくともごく微量な内部被ばくの危険はあると考えるべきで、セシウム137は血流を通して筋肉や骨に蓄積されるということだけは知っておいていただきたいと思う。
微量だとしてもお子さんにとっては避けれるものならそのような危険は是非回避するような注意を日常生活の中でしていただけたらと思う。

あらためて別の記事で詳しく書こうと思うが、日本はICRPの線量限度を基準に安全基準を設けてきたのだが、放射線の専門家にはICRPの基準は内部被ばくをほとんど考慮せず、空間線量などの外部被ばくだけを基準に線量限度を設けているので安全基準が甘すぎると指摘する学者が多くいることは事実だ。
これは具体的な例で言うと、放射性物質の特性によって内部被ばくの方法が異なる。ヨウ素131の場合は吸い込んでも体内に吸収するが、飲料や食物として経口摂取しても吸収され甲状腺に蓄積する。
半減期が短いものの、事故後の放射線量の大半はヨウ素131によるものだ。現在も放射の漏れは続いているのだから、半減期が短いことは安心してよい理由にならない。
物質としての放射線の半減期は8日だが、吸収されたヨウ素131はわりと体内に長く残る。
セシウムの場合は経口摂取してもほとんど体内に吸収されないから、排泄されるまでの間、多少被ばくするくらいのことで、微量であれば飲料や食物として摂取してもさほどリスクはない。
ところが、半減期の長いセシウムを微量であっても常に空気中から吸い込むような環境にいた場合はリスクが高いと思っていい。
ちりも積もれば何とやらで、日々、微量なセシウムを体内に吸収し続ければその積み重ねで1年後には危険な線量の累積体内被曝をしている可能性もゼロではない。
このように、放射性物質と一言で言っても、どのように体内被曝をして、どのような体内被ばくの危険があるのかは、放射性物質によって異なるわけだ。
こういった日常生活の中で起こりうる内部被ばくのリスクをICRPの線量限度の基準は考慮していないといわれている。

もう少しシンプルな例で説明させていただくと、1リットルに500ベクレルの放射性ヨウ素の入った水と、1リットルに500ベクレルのセシウム137の入った水があったときにどちらが安全かというと、両方とも安全基準値を超えてはいるが、ヨウ素がはるかに危険で、セシウムの方の水は500ベクレルでもヨウ素と比べるとはるかに安全だ。
ちなみに両方ともベータ線を放出するのでここでは放射線の種類の違いはないものとして考える。
一見、半減期の長いセシウムの方が危険と思ってしまいがちだが実は違う。
食べ物、飲料に関して言えば、ヨウ素131で汚染されている食べ物の方が実は怖い。半減期が短いからといってヨウ素の方が安心というわけではないのだ。飲む、食べるという行為においてはヨウ素131が最も怖い部類の放射性物質といってもいいくらいだ。
実際の厚労省の暫定安全基準値は逆で、食品の汚染に関して放射性ヨウ素の許容量の方が高くなっている。半減期が短いという理由だけでヨウ素131を安全という判断をしていると推測できるが、これは素人でもおかしいと気付く。
下記の表にもあるように、暫定安全基準値では野菜・魚はヨウ素131は2000ベクレル以内としている。セシウム137は500ベクレル以内としている。
食品の暫定基準値
 

なぜ、出荷の段階で4倍の許容量がヨウ素131に与えられているかというと恐らくその根拠は、出荷してから消費者の口に入るまで半減期の8日を平均として考えたのだと思う。
魚で8日はどうかと思うが、口に入る段階でヨウ素131は2,000ベクレルが1,000ベクレルになる。あとは実際に食べてからの被ばく量でも考慮に入れたのだろうがヨウ素の半減期が短いので体内に取り込んでも長期間高い線量のまま蓄積はしないという考えなのかと一応推測しておこう。
ところがだ・・・何度も言うが、セシウムは食べても吸収しないから被ばくは消化器系の粘膜に限られ、そこを通過する時間も限られている。体内にはほとんど取り込まれないので蓄積はヨウ素131と比較したらわずかな量しか蓄積はされない。(セシウムも経口摂取であっても一定の量は体内に吸収されるが・・・)

何を言いたいのかお分かりかと思うが、食べる、飲むということに関しては比較の問題だが、ヨウ素131の方がはるかに多く体内に取り込まれるので体内被曝の線量はヨウ素131の摂取の方が圧倒的に高いと考えるのが正しい。
だから、安全基準の考え方としてはせめて低い方のセシウムの許容値にするのが妥当と思う。だいたい絶対的な許容量も高すぎる。WHOの基準値は飲料水で10ベクレル/kgとしているから、暫定基準値の200ベクレルとか300ベクレルというのは20倍、30倍の世界だ。

食べ物は新鮮なうちに食するものだ。買ってから1ヵ月後に魚や野菜を料理することは少ないと思う。このことだけを考えてもヨウ素131の半減期が短いので多く許容して言いというのはやはり間違いだ。
日本はICRPの外部被ばくの基準と同じ理屈で、放射線量と放射線の種類と、半減期だけを考慮して、内部被ばくの危険を同じロジックで計っているからこのような間違いが起きる。
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