福島原発の真実 | プルトニウムの毒性 | 東日本大震災と福島第一原発事故

福島原発の真実とは何か?福島第1原発の放射能が襲う日本の危機。東日本大震災(東北地方太平洋沖大地震)が引き起こしたプルトニウムに汚染された福島第一原子力発電所と計画停電の日本経済への影響や原発の最新情報。プルトニウムの毒性や半減期、高速増殖炉などについても解説。

福島第一原発

川内博史衆院科学技術特別委員長の痛快発言!格好だけのパフォーマンスに終始する菅総理

川内博史衆院科学技術特別委員長の痛快発言!「菅首相の政治は要するにパフォーマンス政治だ。格好だけのパフォーマンスに終始。」

まさに的を得た痛快発言だ。

http://www.jiji.com/jc/v?p=politician-interview_kawauchi_hiroshi-01
時事通信のインタビューにこう答えている。

・首相にはマネジメント能力がない。
・菅さんの政治は要するにパフォーマンス政治だ。格好だけ。
・政権維持のために大震災を理由に増税を図ろうとし、自民党には大連立を働き掛けた姑息な手法。
・政府は年間被ばく量20ミリシーベルトまで大丈夫だと発表したのにもう一方は20ミリシーベルトになるから避難しなさいと言う矛盾。
・3月15、16日に最も大量の放射性物質が出ている。広島型原爆でいうと20個分の放射性物質。
・首相はSPEEDIを自分のためには使ったが、住民のためには使わなかったのではないか。
・風上から風下に逃げて被ばくした住民もいっぱいいる避難区域設定のいい加減さ。
・「浜岡を停止する、格好いいだろ」という感じで言った首相の幼稚さ。
・まず、菅さんには降りていただく。なぜなら国のリーダーとしてふさわしくない。
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班目氏が政府発表に「名誉毀損だ」と憤慨! 「再臨界の危険」言っていない。

 内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は5月22日、福島第一原発1号機への海水注入が菅直人首相の発言によって中断したとされる問題で、政府側が「班目氏が首相に『海水注入の場合、再臨界の危険がある』と述べた」と発表したことに反論した。
海水注水がなぜ中断したのかが大問題なのだが、5月23日からの国会審議で自民党は首相の責任を追及する方針で国会で問題になることは確実だ。

 班目氏は、内閣府で記者団に「そんなことを言ったら私の原子力専門家の生命は終わりだ。名誉毀損(きそん)で冗談ではない」と強調。
 班目氏はさらに、「原子力の“げ”の字も知らない素人だと侮辱されたようなもので、怒り心頭だ」と述べた。
さらに「(真水を)海水に替えたら不純物が混ざるから、むしろ臨界の可能性は下がる」と説明していたと主張している。
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福島原発海水注入一時中断問題 細野補佐官の発言と記憶は正反対で矛盾。政府に不信感。

原子力安全委員会の班目委員長と細野補佐官の発言と記憶は正反対で矛盾。「海水注入一時中断問題」

政府は、海水の注入が一時中断した責任逃れをするために事実を隠蔽か?
関係者の発言は矛盾ばかり。
菅首相はもう東電の責任を云々言う資格はない。国民に嘘をつくような政府は、もう有能だとか無能だとか能力以前の問題だ。

フジテレビの「新報道2001」での両者の言い分を聞いてみると、斑目委員長の方が筋が通っているようにみえるし、東電の記録とも矛盾はない。政府の言ってることだけが矛盾しているようにみえる。
斑目委員長にはそもそも嘘をつくような動機が見当たらないのだが・・・。 

フジテレビの「新報道2001」での両者の発言内容は・・・。 
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ドイツ気象庁の放射能汚染予想図 福島原発 放射能拡散予想図 5月23日~5月24日 のシュミレーション

ドイツ気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月23日~5月24日
5/22からの希釈イメージのシュミレーションです。

5月23日午前3時(日本時間)ドイツ気象庁拡散予測図
5月23日午前3時(ドイツ気象庁拡散予測図)
22日夕方から雨模様ですが、5月23日も関東地方は雨です。福島原発から南へ流され関東地方に拡散のパターンです。
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本当に信頼してよいのか?文科省の全国の空間放射線量の公表データ

放射線の公表値は本当に信頼してよいのだろうか?
http://www.mext.go.jp/
文科省のホームページで公表されている値は、地上から数メートル~十数メートルの高さで計測していて、人間が日常生活する地表面(1メートル~1.5メートル)の高さの放射線を計測しないと意味がない。
計測器の設置場所が建物の屋上にあるケースが多く、測定環境の統一規定がないのも問題だ。

実は本当の空間放射線量は文科省の公表データよりも2倍は高いと思ってよい。
年間1ミリシーベルト以上の被ばくの恐れがある地域は都内の随所にあると推測される。


政府の公表より信頼できそうな全国の放射線測定のデータが「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」で公開されている。
http://www.geocities.jp/environmental_radiation/
政府の公表が正しいのか客観的に検証しようと、原子力や放射線の専門家の有志が立ち上げて運営しているホームページだ。

発起人

(50音順)
飯本武志 (東京大学環境安全本部)
出光一哉 (九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門)
杉浦紳之 (近畿大学原子力研究所)
中村尚司 (東北大学名誉教授)
納冨昭弘 (九州大学大学院医学研究院保健学部門)
前畑京介 (九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門)
森崎利恵子 (エネルギー広報企画舎)
吉田茂生 (東海大学工学部原子力工学科)
若林源一郎 (近畿大学原子力研究所)
渡辺幸信 (九州大学大学院総合理工学研究院エネルギー理工学部門)
協力

(財)日本科学技術振興財団
(財)日本原子力文化振興財団
 日本原子力学会学生連絡会
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政府、首相の海水注入中断関与の否定に躍起。またもや事実を捏造か? 疑念はいっそう深まる。

政府、首相の海水注入中断関与の否定に躍起。 疑念はいっそう深まる。

福島第1原発への海水注入が菅直人首相の「聞いていない」発言で中断したとされる問題はさらに疑念が深まった。
政府は打ち消しに躍起となっているが、政府関係者の証言との矛盾がますます増えている。

東電は午後7時4分から1号機でホウ酸を入れない「試験注入」を始めたが東電独自の判断で海水を注入開始したとされる。
問題はなぜ中断したかなのだが・・・。

複数の政府筋によると、首相が海水注水について「聞いていない」と激怒したことは複数の政府関係者が記憶しており、斑目氏が「海水注入は再臨界の危険性がある」などと指摘した事実もないという。

このような客観的な証言が複数あるにもかかわらず、首相の関与を否定しようとしているが、政府は事実を捻じ曲げようとしているのではないか。
隠蔽、捏造は東電よりも首相や政府の方がひどくないか?
マスコミも野党自民党もとことん追求してもらいたいものだ。
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ドイツ気象庁の放射能汚染予想図 福島原発 放射能拡散予想図 5月21日~5月22日 のシュミレーション

ドイツ気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月21日~5月22日
5/21からの希釈イメージのシュミレーションです。

5月22日午前3時 (日本時間)ドイツ気象庁拡散予測図
5月22日午前3時 (日本時間)ドイツ気象庁拡散予測図

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福島原発3号機付近で毎時1000ミリシーベルト過去最高レベル放射線量のがれき

福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋南側で、毎時1000ミリシーベルトの超高線量の放射線を出すがれきを発見した。
これまで確認されたがれきの放射線量のなかでは最も高い。
いったいこの瓦礫の正体が何か気になるが、爆発の際に3号機の使用済み核燃料プールから吹っ飛んだ核燃料の一部ではないのか?
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海水注入は東電の現場の判断。政府発表は大嘘。首相の勝手な命令で冷却中断。

これまで菅総理が原発事故の被害拡大させたとの批判が度々されてきたが、今度ばかりは放っておけない問題が表面化した。
東電が海水注入をためらったことで冷却が遅れたとか、東京電力に対する風当たりも強かったのだが、真実は菅総理が「勝手に海水注入するな」などと素人が子供じみたことを言って、結果的に海水注入が中断し一時、冷却が1時間ほどストップした。
東京電力は真水による原子炉の冷却を行っていたが、震災翌日の3月12日に冷却用の真水がなくなったため、海水注入に切り替えて冷却を継続していたが、菅総理の勝手な判断で原子炉の冷却を中断させたわけだから、その責任は重大だ。
少なくとも東京電力の海水注入への切り替え、注水継続は誰がどうみても正しい判断でそれを中断する合理的な理由は何もない。
東京電力の損害賠償額は膨らむ一方だが、菅政権のお粗末な対応が原因で被害が膨らんでいるようなものだ。
東電の責任は確かに重大だが、菅首相や政府のおかげで原発被害が拡大しているという事実はもっと責任重大だ。
基本的に菅総理のロジックはこうだ。「成功した成果は自分。失敗した尻拭いは東電。」
何しろ自分のしたことを自分で褒めて自画自賛するような男だ。
菅総理が原発事故を甘く見て「海水注入は俺の判断で行った。おかげで重大事故を防げた」とあとから自慢したかったのだろう。
1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられている。
ほんとにバカな男だ。

政府発表も大嘘つきだ。隠蔽体質がどうのと東京電力を批判する資格はない。
政府発表によると3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出たということになっている。
しかし、事実真実はまったっく違っていた。
東電は現場の判断で3月16日午前7時4分に海水注入を始めていた。

首相の責任はもはや免れられない。さらには、事実を隠蔽して大嘘を発表した菅政権の責任も見逃すことはできない。
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東京電力の金融機関債権放棄問題、デフォルト(債務不履行)と見なし、格付け大幅引き下げの可能性

政府は福島原発事故の損害賠償額に上限を設けない方針だが、
格付け会社ムーディーズ・ジャパンは5月19日、東京電力(東証 9501)に対する格付け見通しを発表した。
金融機関が東京電力向けの融資の債権放棄をした場合、現在「Baa3」となっている東電の長期格付けを7段階以上引き下げる可能性がとしている。
仮に行われた場合はデフォルト(債務不履行)と見なし、「Caa」格に引き下げる考えを示した。
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福島原発3号機の温度が下がらないわけ。「福島原発3号機 燃料に水届いていない?」

福島第一原発の3号機の温度が上昇傾向でなかなか温度を下げられないでいる。
注水量を増やしてはいるが、何故、下がらないのかと思ったら水が届いていないのだそうだ。

1号機や2号機違い、比較的元気な状態なのだが、一部には、「完全にメルトダウンしていないで、再臨界の状態に近づきつつあるのでは?」と指摘する向きもある。

1号機のメルトダウン発覚を受けて、2号機、3号機でもメルトダウンが起きているとみる専門家が多いのだが、メルトダウンした燃料が水に浸かっているなら1号機と同様に温度が低くていいはずなのに、3号機の温度が高い本当の原因はなんだろうか?
3号機はプルサーマル方式でプルトニウムと混合したMOX燃料という点は、他の原子炉と異なるのだが・・・。

東電によると、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して注水しているが、このすき間が詰まり、メルトダウンした燃料まで十分に水が届いていない可能性が高いとのことだ。

この状態が続いた場合、メルトダウンしている核燃料自身の熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある。
3号機冷却の決め手はないのが現状で、注水量を増やすことくらいしか対策はない。
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福島第1原発 2号機の動向について。

5月18日に福島第1原発 2号機の原子炉建屋に作業員4人が入って放射線量などを調べた。
2号機の建屋に人が入るのは、3月15日に圧力抑制室付近で爆発があって以来、初めてだ。
放射線量や放射性物質を分析したうえで、建屋内部の浄化対策などを検討する。
調査は約15分間。内部の放射線量は毎時10~50ミリシーベルト程度だった。

2号機は空冷装置を取り付けて水を冷やし、水蒸気を減らして注水量も減らしたい考えだ。
空冷装置が稼働すれば約1カ月でプールの水温を約40度まで冷却できる見込みだ。

5月16日からケーブル敷設などの準備作業を始めており、5月24日から空冷装置の設置を開始して5月31日にも試運転の予定だ。
2号機もメルトダウンがほぼ確実視されているが、溶融した核燃料の状態がどうなっているかや、水の循環システムの構築を進める。
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福島第一原発の点検停止中だった5号機6号機は大丈夫か?

福島原発事故で1号機や3号機の動向に注目が集まりがちだが、点検のため停止中だった5号機、6号機も建屋内部の水の水位が徐々に上がっている。
東京電力はは5月18日、1号機~6号機のタービン建屋地下などにたまった汚染水の総量は推計で9万8500トンと発表していて、移送した汚染水も含めると10万トン超になる。続きを読む 人気ブログランキングへ

ドイツ気象庁 福島原発 放射能拡散予想図 5月19日~5月21日 - Youtube -

ドイツ気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月19日~5月21日
5月18日からの希釈イメージです。
北北東~北東の太平洋側に拡散する傾向です。
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ドイツ気象庁 福島原発 放射能拡散予想図 5月19日~5月20日

ドイツ気象庁の計算による放射性物質拡散予測図です。
日本時間 5月19日午前9時の放射性物質拡散予測図
 放射性物質拡散予測図
5月19日~20日にかけては北北東から北東に流されて拡散する傾向です。続きを読む 人気ブログランキングへ

週刊現代 最新号 ECRRのリスクモデルの試算では10年以内に20万人のがん患者増加。

週刊現代最新号では、ECRRのリスクモデルでは福島原発事故はチェルノブイリよりも深刻だとクリス・バスビー氏が警告している。
CHRISTOPHERBUSBY クリス・バスビー


300キロ圏内の300万人では今後50年間で20万人のがん患者増加。そのうち10万人は10年以内に発症。
100-200キロ圏内の700万人では今後50年間得で22万人のがん患者増加。10年以内に10万人が発症。

ICRPのリスクモデルは内部被爆を正しく考慮していないのでECRRのリスクモデルの評価で試算するとこんな恐ろしい結果になるだろうと予告している。
週刊現代 5月28日 最新号


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福島第一原発 1号機で起きた事、今起きている真実。津波がなくてもメルトダウンは必至だった可能性。

福島第1原発1号機の原子炉では地震発生から17時間あまりで燃料棒が全部メルトダウン(全炉心溶融)が起きた。
今頃になって真実が明らかになったわけだが、原発事故当初の政府、保安院、東電、マスコミに出ずっぱりだった学者の発表、コメントは「メルトダウンなんてありえない。」「原子炉圧力容器は破損していない」「原子炉格納容器は壊れることはない」「核燃料が外部に漏れるなんてことはない」などと強弁していたが、事実は全く逆だった。
水素爆発が発生した後にも核燃料棒の被覆管のジルコニウムが一部、水と反応したことで大量の水素が発生したが、燃料棒のほとんどは健全さを保っていると政府も専門家も言っていた。
建屋が吹っ飛ぶ爆発映像には世界中が驚嘆したのだが、それでも「危機的状況ではない」と言い張っていた連中は懺悔ものだ。
1号機と3号機のあの爆発が単なる水素爆発だったのかも怪しい。
事故直後の政府の発表がいかに事実と異なっていたか枝野氏にも自覚してほしい。

1号機のメルトダウンの直接の原因は津波によって電源が喪失して冷却機能が失われたためとしているが実はそう単純に片付けてよい問題ではない。
1号機では予備電源が3日間に渡り稼動していた。予備電源は仕様上8時間とされているが実は3日間も動いていた。津波によって多くの設備やデイーゼル発電機が損傷して機能が失われたのも事実だが、電源が全くなかったわけではなく打つ手はあったのだ。
さらに重要な問題は1号機の原子炉に関しての損傷は地震の揺れで致命的なダメージを受けた可能性が高いという点だ。(圧力容器も格納容器も損傷の多くは地震によるもの)
福島原発の原子炉のうち1号機は特に耐震性に問題があると指摘されてきた。まさにそれが現実となった可能性が極めて高い。
 
津波がなくてもメルトダウンが避けられなかった可能性がある。
東電関係者も「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めている。

仮に津波がなかったと仮定しよう。それでも下記の問題に直面していたはずだ。

・送電設備が地震によって損傷し結局は電源喪失。
・非常用発電機も点検を怠っていたためまともに動かなかった可能性。
・原子炉圧力容器や配管周りの致命的な損傷
(水位を維持できないため冷却ができずに水素発生とメルトダウン)
・原子炉格納容器や配管周りの致命的な損傷
(圧力容器からの放射能漏れを閉じ込めできない。発生した水素を建屋に充満)
・非常用冷却装置を津波の到達前に手動停止していた。
(解析データでは99%事実と認定できる)
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福島第一原発事故収束のロードマップ(改訂版)

福島第一原発の1号機のメルトダウンが確認され冠水(水棺)作業が断念され、東電の新工程表では汚染水を浄化して原子炉に戻す循環注水冷却を目指すことになった。
下記は5月17日に発表された新工程表(ロードマップ)の内容だ。

当面の取り組み(課題/目標/対策)ロードマップ
 東電の改訂工程表
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福島原発1号機 冠水作業は断念。新工程表を発表「冷温停止」達成時期に変更なしだが、それまでの放射能汚染はひどいことに・・・。

1ヶ月前に発表した原発事故の収束工程表は当社からその実現性について疑問の声が多く上がっていた。
正直、ほとんど予定通りに作業は進んでいないのが実情だと思うのだが、作業内容の変更はあるものの、遅くとも来年1月までとした安定化の目標時期に変更はないとのことだ。
収束工程表を見直して新しいロードマップが5月17日に発表された。
1号機のメルトダウンが現実のものとなり、原子炉も破損して大量の水漏状態であることから冠水作業は断念とのことだ。
3号機の温度上昇が懸念事項なのだが、それだけでなく、2号機、3号機もメルトダウンの可能性が高い。
2号機、3号機についてはメルトダウンしていることを工程表では前提も想定も考慮もされていないのだが・・・。

1号機に関しては注水を続けている限りは、温度上昇や再臨界の危険はかなり低いと思う。
冠水作業も当初の予定通り進めば放射能の封じ込めに8割、9割のレベルでは達成できたと思う。

東電が1号機の冷温停止の時期に変更がないと見たてている一番の根拠はシンプルなロジックだと思う。
冠水作業による放射能の封じ込めは不可能になったが、放射能がふぉれだけ漏れようが拡散しようが、海に流れ出ようが結局は注水し続けて冷やすしか道はないのだから、メルトダウンした核燃料も計算上半年後には安定した冷温停止状態になるというわけだ。
当初の予定と大きく異なる点は、汚染水浄化装置を使って注水した水を何とか循環させて冷却に使うという内容なのだが、処理能力が追いつかなくても巨大な圧力抑制室の水位は4メートルちょっとで、最終的にここに水が流れ出て水位が上がっても、冷温停止までには圧力抑制室に水を溜め込む余裕が十分あるだろうという計算があると思われる。
どういうことかというと、できるだけ放射能漏れが少なくすべきだが、その点はもう状況次第でどれだけ放射能が漏れ出るかはもう予測がつかない。しかし、漏れるかもしれない放射性物質の量は2の次としても、注水によって冷温停止には持っていけるであろうというわけだ。
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ドイツ気象庁 福島原発 放射能拡散予想図 5月17日~5月19日 - Youtube -

ドイツ気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月17日~5月19日
5/16からの希釈イメージです。

5月17日は北北東に流される予想です。
5月18日は南に流されそうです。関東地方も拡散エリアです。
5月19日は北に流されそうです。風向きがコロコロ変るみたいです。続きを読む 人気ブログランキングへ

日本気象庁 福島原発 放射能汚染予想図 5月17日~5月19日 - Youtube -

日本気象庁による仮定の条件に基づいて計算した放射性物質の拡散予測図です。
5月17日 5月18日 5月19日 5月16日~5月19日トータルの4枚画像
関連動画 ドイツ気象庁の放射能拡散予想 5月17日~5月19日続きを読む 人気ブログランキングへ

小水力発電 全国に500カ所 潜在能力は1400万キロワット以上!?

福島第一原発の事故から2ヶ月経つが、再生可能エネルギーや代替発電についていろいろ議論されているが、非常に地味だが魅力的な発電システムが意外なところにあった。

小水力発電とは、1000キロワット以下の施設をそのように呼ぶのだそうだが、河川に水車を建設して、川の流れを利用して発電する。
その潜在能力は国内の河川で1400万キロワット、農業用水路で30万キロワットと試算されている。
ダムのように川をせき止めなくてよいし、それと比較すると低コストで自然破壊の影響も極めて少なそうだ。
発電能力は大きくはないが、気象条件や昼夜関係なく比較的安定した発電が魅力的なのだそうだ。
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