文部科学省は福島第1原発周辺の幼稚園、保育園、小学校、中学校について施設の利用の安全基準を発表した。
大気中の放射線量を1時間当たり3.8マイクロシーベルトに設定する。
年間の線量が20ミリシーベルトを超えるため。現段階で計13校・園が基準値を上回ることになり、屋外活動を1時間程度に制限することなどを通知した。
対象児童、園児は3500人以上とみられる。
通知では屋外活動の制限の他、「屋外活動後は手や顔を洗う」「土や砂が口に入った場合はよくうがいをする」などを要請する。
対象外の39校・園は「学校施設を通常通り利用して差し支えない」としている。
果たしてこれで本当に安全なのか疑問が残る。
大気中の放射線量のみ考慮に入れているが、あらゆる被爆の可能性の積算値がどのくらいになるのかをまったく考慮していない。
生活パターンや生活環境、食事などでも個人差が出る。
大気中の放射線が低ければ、それのみの被ばくはリスクが少ないと思われるが、放射性物質の下降物は土煙の舞う校庭にも落ちてくる。
舗装されていない土煙の舞う校庭で運動をすれば、土煙と一緒に放射性物質を吸い込む危険がある。
子供の頃の記憶ではっきり覚えているが校庭は強い風で土煙が舞うし、サッカーなどの競技では常に土煙が舞いそれが目に入って気になることも度々だった。
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